理想の衿の形の作り方

先日のご相談は長野からお越しいただきました。
気になってらっしゃった点は、脇のたるみと衿が立ってしまうこと、襦袢の衿が飛び出てしまうこと、褄先が飛び出てくることなどでした。

脇のたるみは寸法と縫い方でもかなり軽減できますが、それと合わせて着付けも一工夫していただくと、より効果的でほとんど出てこなくなります。ですので、着付けのコツもお話させていただきました。

衿が飛び出てしまうことや衿が立ってしまう原因は、ほとんどの場合、既製品の半襦袢や美容衿などに問題があるのですが、今回もそれが原因だったようです。当店の襦袢をご試着いただくと綺麗に衿が寝て、理想の着付けに近づきました。

褄先のシルエットについては、これまでご着用になっていた着物が、昔の関東好みの仕立てになっていたことが原因でしたので、新しくお客様のお好みにあったシルエットになる寸法で寸法表を作成させていただきました。
これからお仕立てを少しずつ増やしていかれるとのことでしたので、ぜひ寸法表をお役に立てていただければと思います。

とんでもない提案をする店

先日ご相談にお越しくださったお客様。
「仕立ててもらった訪問着が大きくて・・・・」

たいてい訪問着で大きいというと、身丈か身幅なんですが、拝見してみると身丈も身幅もさほど大きくありません。
細かく確認すると・・・、なんと原因は裄でした。
当店の採寸より1寸(4cm)も長い!!

呉服店では、「仕立て直すついでに染め変えれば?」と言われたそうです。
まだ数回しか着ていない、とっても綺麗なクリーム色の訪問着の染め変えを勧めるなんて(; ゚Д゚)!!
そんな大変な目に合う前に、うちにお持ち込みいただいて正解でした。
裄直しだけで、だいぶ着やすいサイズになりました。

一口に「大きい」と言っても原因は千差万別です。
きちんとした知識のある、安心なお店がもっと増えていけばいいなあと思います。